人様は、熊のことをアホと言うかも知れないが、自分の人生、25を過ぎたあたりから、剣道一色で人生を送ってきた。 全てを剣道にかけてきたと言っても過言ではない。そのために、仕事も三度変えた。時間も金もつぎ込んできた。 そのお…
剣道の副産物
剣道を遣るようになり、榊原正先生に本を読めと叱られて、本を読み出した。最初は剣道日本や、時代の雑誌が殆どだったが、他の剣道書も読むようになり、又参考になると思われる書物も読み出した。 その背景には、羽賀の親父が読書の虫で…
若者の武者修行
今、養心館にアメリカから高校生が武者修行に来ている。 彼の父親がアメリカに転勤になり、それに着いてアメリカに来たらしい。夏休みの間、カナダで語学の勉強を兼ねて、剣道の稽古もしたいと訪ねてきた。 今時の高校生には珍しくきち…
小川忠太郎先生の見識
今更ながらに、驚いている事がある。 小川忠太郎先生と出合ったのは、もうすでに、35年前の事だ、お話の中で、真と言うことで話されていたのですが、「今は何でも多数決で物事が決まる。だが、どれだけ、多数決でも間違っているも事は…
通信教育
今年は、京都大会に参加できなかったからか、何だか筆が鈍った。書き込みが疎かになり、今日まで来てしまった。 良い情報がなかったわけではない。先日、名古屋で行われた6段審査で、通信教育の岐阜のエージさんが見事6段に合格。 又…
アメリカから二人めの八段が誕生
ニューヨークで写真家をしながら、剣道にいそしんでいる、熊の同朋、加藤彰三さんが今回、京都で見事に八段に合格された。 彼とは長い付き合いで、付いた師匠も同じ、彼は広島出身、その関係で、中西康範士、羽賀忠利範士に薫陶を受けて…
日々研鑽
昔と違い、毎日道場で、稽古をしているわけではない。 最近は週二回、腕が落ちない程度の、稽古量だろう。 だが頭の中は毎日稽古をしている。何かを工夫し、その理論付けを検証している。 昔と違いそれが迷いに成る事は無くなった。 …
当館初代館長、羽賀忠利範士が、満92歳の天寿を全うされて永眠された。 何はとりあえず、飛行機に飛び乗り葬儀には間に合った。夜伽で再会した範士のお顔は、お寺に安置されている、仏像のように安らかで綺麗なお顔をされていた。 葬…
2010年 新春
明けまして、おめでとうございます。2010年も思い出したことや、感じたこと。今は無き先生方の教えなど、思いつくまま書いていきます。皆様のご修行の僅かな糧にしていただければ幸甚です。 我々、養心館の初稽古は、1月3日から始…
思いで話
昔話で恐縮だが、小川忠太郎先生と村雲前師匠の葬儀のときお茶のお世話をさせて頂きながら、お話をさせて頂いた時に、昔話をされた事を思い出した。 現在全剣連規定では剣道最高段位が八段になって、剣道家の精進の夢を打ち砕いてしまっ…