最近、生徒を指導していて感じる事、竹刀操作の困難さである。 箸やフォーク、ナイフを使うのに苦労している人はあまり見かけない。 又、字を書くときペンを不自由に使う人もあまり見かけない。 なのに、いざ竹刀を取ると如何にも…
剣先で中心を取る??
自分の生徒と稽古をしていて、生徒が竹刀を押えて来る事が有る。 又、その瞬間に打って出て来る者も居る。 で、剣先を何故押さえるかか聞いてみたら、剣先で中心を取るためだと言う。 処が、その押さえた剣先が中心処か右手で押える為…
木鶏
木鶏と言う教えが有る。 喧嘩をさせる為の鳥=軍鶏。 他の鳥の鳴き声を聞いただけで、反応してしまう内は使い物に成らない。 どんな鳥が鳴こうとも、木で彫った置物の鳥の如く、反応しなくなって初めて初めて使い物になる。 まあ、簡…
茶巾絞り
良く剣道の竹刀の持ち方は、茶金絞りの様に持て、と言う教えが、いつの間にか誤解が生まれて、打つ時は絞れと言う事に成ってしまったようだ。 この教えにまた尾ひれがついて、はなはだしいのは雑巾を絞る様にと誤解されて居る。 勿論、…
攻めと溜めの分岐点
熊の剣友が某八段から、まだ早打ちする傾向を指摘されたらしい。 現在の、審査ではどうかは知らないが、昔は京都大会でも1本も打ちを出さずに立ち合いを終える事も見かけた。 これには賛否両論が有り。意見が分かれていたが、熊が考え…
最近の自分の稽古留意点。
久々の投稿です。 昔の先生方は、50歳になってからでも、伸びれる剣道が本物だ、と言われて居ました。 熊自身も齢70歳を超えて、確かにそうだと納得して居ます。 何故そう言えるか、正直、未だに熊自身進化して居て、今の自分が自…
何が違うか
一概には言えない。高段者と中級レベルの違いは何処にあるかだが・・・・・ 言える事は、危険度センサーの精密度の性能に差が有る。 当然、高段者は、精密度が高い。=間合いでの状況把握が正確に働く。 それが有るから、間合いに関し…
教えの捉え方、
古の教えに、曰く、皆さんご存知の・・・ 「我敵を、ただ打つと思うな、身を守れ、自ずと漏れる、賤ヶ家の月」 と言うのが有りますよね。 まあ、言わば、懸待の一致とも取れる、教えですが・・・ まあ、、語弊を恐れずに書けば・・ …
単純で簡単に打つことこそ難しい。
剣道で、一番厄介なのは、自分自身の心のコントロ-ル、制御である。 身に着く技術というのは熟練すればするほど、手際よく要領よくこなせるようになる。 動きに無駄が無くなり、完単そうに仕事が進んで行く。 素人から見れば、結構難…
攻めの本質は・・・?
剣道では、相手を使うと言う言い方をします。 詰まり自分に主導権がある事を言います。 古い教えには「相手を引き回す」と言う表現も使われています。 さて、「攻め」についての考察ですが、 究極の攻めとは何ぞや・・・ 要するに相…