一概には言えない。高段者と中級レベルの違いは何処にあるかだが・・・・・ 言える事は、危険度センサーの精密度の性能に差が有る。 当然、高段者は、精密度が高い。=間合いでの状況把握が正確に働く。 それが有るから、間合いに関して敢然たる防御壁が出来ている。 この壁は目には見えない。感覚的な物だが、これ以上間を詰めるとヤバイぞと感じるか、感じさせ得る気迫の力だ。 その点、中級者は感度の精密度が低いから、間合いをどんどん詰められて仕舞う事に成る。 打突間合いを、相手に準備万端の状態で入り込まれたら、後は慌てて処置するしか方法は無い。 慌てて処理を急ぐと当然力みが出る。 筋肉に力みが出れば、自分で自分を金縛りにしているのだから、動作が緩慢に成り、運動能力は当然落ちる。 そんな状態で、打突動作に入る、それが打たされることであり、引き出される事なのだと思う。 また、攻めに関する気迫と言う観点で話してみれば、お互い、満杯の空気の入った風船だと考えてみよう。 高段者は太い剣先の竹刀を持っている、中級者は針の剣先を持っている。 逆のように思えるが、実際はそうなのだ。(逆説緊張感) 針の剣先は、風船に触れるや否や風船は破裂して大きな力を生み、それが勢いある打突に成る。 処が、太い剣先で風船に触られたらその部分が引っ込むだけで、破裂はしない。 要するに、高段者は緊張感で満ち溢れた針の剣先を感じるだけの鋭利な感度を持ち合わせていると言う事だ。 中級者は針の鋭利さを感じる感度は持ち合わせないから、緩慢な空気の半分抜けた風船でしかありえない。 剣先で押されても、その部分がへこむだけで、破裂にはつながらない。 当然爆発力は無いに等しい。 そのレベルの差が、高段者~中級者~初心者の間に存在する実力差の物差しなのだ。 そこの点を考えて見れば今自分がどこにいるか判明するだろう。
何が違うか
- 今年こそ
- 去年も言って居た、今年こそ。笑。