Canada Youshinkan Kendo Dojo

最近の自分の稽古留意点。

久々の投稿です。

昔の先生方は、50歳になってからでも、伸びれる剣道が本物だ、と言われて居ました。

熊自身も齢70歳を超えて、確かにそうだと納得して居ます。

何故そう言えるか、正直、未だに熊自身進化して居て、今の自分が自分の剣道人生の中で、一番強いと思えるからです。

最近、お陰様で養心館も、若手有段者が増えて、今日なんか20名を越す有段者が快い汗を流しました。

熊を省いて、7段=2、6段=1、5段=1、4段4、3段2、この辺り迄は、真剣に立ち会えます。

気を抜いた稽古では逆に打たれます。

こちらが真剣に立ち会えば、相手も当然、真剣みが増します。切磋琢磨が出来る。

おまけに若手はスピードが有る。反射神経で対応すれば、筋力が衰えて居る分相手の思う壺。

そこで、本当の腹の括りが重要に成り、極限まで気を張りつめて、闘魂気迫を100%維持しながら、片方では、反射神経を超越して、動揺を無くして、平常心を保ち、何処まで冷静に相手を見切れるか、此処が大きなカギとなります。

で、見切りに関しても、簡単には手元を上げません、打たれる覚悟を決めて、あくまで剣先は中心を捕えて,相手が打突動作を起こして、部位に当たるぎりぎりまで、見極めて無駄なく相手の竹刀を脱力効果で、上手く絡めて相手の打突を無効にしながらこちらが打つ。

これは歳が行けば行くほど出来るように成る。

その要素が、必ず先で攻めている状態が上手く作れている事。何時でも対処できる主導権がある。

打たれる事を嫌う欲が無く成る事。だから相手の動作が良く見えて、動きに動揺しなく成る。

脱力が上手く出来て、竹刀操作が正確に成る。

等等、数えればきりがないくらいに、加齢と共に進化できる部分が沢山あり、修行次第で効果を優位に発揮出来るからです。

だから、加齢とともに進化できる=上達も可能なわけです。

このぎりぎりの見切り、と脱力で無駄のない動作で対応していく稽古。面白いですよ。

稽古が面白い間は、進化し続けられると思います。