Canada Youshinkan Kendo Dojo

剣道考察日記

打たれて分かること

6月15日、東京中野区の稽古会で、久々に佐藤博信範士に掛からせて頂いた。 今まで熊が稽古してきた中で培ってきた方法に自信を持ち挑んだのだが、物の見事に粉砕されてしまった。熊の気の起こりを物の見事に捕らえられてしまった。 …

田宮流の教え

2008年京都で、羽賀の親父から頂いた、書いた物の中から、こんなのが出てきました。 田宮流の教えだそうです。親父さんは92歳に成っても何処かから,必ずこうして後進の為になる剣理を探し出してくる。頭に入っているのかもしれな…

京都から帰って。

本来、剣道考察日記に書く話題ではないかもしれない。 だが、つぶやきが、セキュリーティー強化で書き込めなくなり、何らかの不都合で、新着情報も書き込めない状態が続いている。 そこで、今、プロに頼んでこのサイトのリニュアル工事…

理解と自覚の差について。

羽賀忠利範士の手紙の中で、要約すると、 頭では、解っていても、体で表現できない、これが理解と自覚の差だというウ事なのだそうです。 「理解」とは理論理屈を聞かされて、三段論法的に論理思索を秩序正しく導かれて頭で理解すると言…

萩生徂徠八訓、江戸中期の儒者

人の指導に関して、1991年に羽賀範士から頂いた手紙の中にありました。 1 人の長所を初めより知らんと求むべからず。    人を用いて初めて長所の現をるるものなり。 2 人は、その長所のみを取らば即ち可なり。    短所…

森島範士お教え3「機会」

機会、 どんなに体力があり、技が上手く、スピードがあっても、機会を捉えることが出来なければ勝てない。 実を持って虚を打つのが鉄則。 「虚」=隙の無い所は打たない。隙があったら逃さず打つ。 隙が無ければ、崩して隙を作って打…

森島範士の教え2「理合いを工夫する」

理合いとは、刀法上の理論。試合に勝つための合理的な方法。 と、書かれています。そしてそれには、 心法(心の持ち方) 刀法(技) 身法(構え体捌き) この、三っがまとまった時に理合いと言う。とかかれています。 理合いの要素…

初太刀

剣道では、良く「初太刀を大切にしろ」とか「初太刀を譲るな」と言う教えを受ける。 そもそも「初太刀」とは何か。 私が考える初太刀は、相手と刀を抜き合わせて自発的であろうが、後発的であろうが、、初めて動く動作、切り込む動作が…

宝物

恥ずかしい話だが、探し物をしていて、とんでもない宝物を発見した。 それは、先妻が、折につけ、大先生方から頂いたお手紙を、ファイルにして保存してくれていた物が出てきた。 その中に恩師の一人、榊原正先生の手紙がに、貴重な教え…

剣道形

先日、剣道大会会場において、アメリカの剣道七段の先生から相談を受けた。 形について質問が在るという。 その内容は、剣道型の教本(ビデオ)を見ると、解説と、行われている形(演武者)と食い違いがあり、生徒に教える時に困る。ど…