剣道で、手元が堅い、とは褒め言葉だ。
要するに相手から攻め立てられてでも中々構えを崩さないことを言う。
有る程度稽古の経験を積んだ人なら理解できると思うが、上手は中々構えを崩さない。
詰まり構えが崩れる(手元が上がる)人は、相手の動きに動揺して、構えが崩れるのだ。
詰まり、動揺が反射神経を刺激して、慌てた動きと成る。
剣道で邪魔なもの、それは余分な力(力み)と、反射神経(過敏な動作)だ。
過敏な動作は打たれたくない病の表れで、見極める度胸と腹が出来ていない。
だから、手元を崩さない稽古も大切な修業だ。