早いもので、2010年の年の瀬も迫り、多分此れが今年最後の書き込みになると思います。
来年も皆様が健康で、ますますのご精進をお祈りして、感じていることを書きます。
熊が今までたくさんの剣道家の方々と、お稽古頂いて来て、「此処が分かれ道」と言えるところが、一つだけあります。
それは、何かと言えば、同じ剣道を学びながら伸びる人と伸びない人が出てくるのは、勉強しているかどうか・・・・の差です。
普通、剣道をやる方は、面小手つけて、お互いに叩き合う。
此れは誰しも同じことなんです。稽古回数が同じなら、汗をかく量もそんなに変わらない。
では何が違うのか・・・つまり勉強=理合いを知り、考えて、工夫できるか如何か?
10年一日の如く、ただ汗をかいていても、人間歳が行けば、老化して、筋肉動作は落ちてくる。
其処を上手くカバーできるのが理合い。合理性なんです。
ところが、大体、普通一般の、剣道家は、運動だけをやっている。
だから筋力の衰えと一緒に剣道も弱くなる。
それでは本当の剣道を修練する意味合いが無いわけです。
それなら他のスポーツ、運動をやればよいのです。
剣道をやるからには、理合いを学び、歳が行けば行くほど、味わい深い剣道で強さが保たれなくては行けないと思うのです。
皆さんも御一考頂ければ幸甚です。