剣道の上達過程でどうしても身につけなければならないのが、脱力です。
脱力とは、何時如何なる状況にでも自然に対処できる動作が出きると言うことです。
ですが意外とこれが難しく、剣道家一生の修練と言っても過言ではありません。
そこで、脱力を心がける中で幾つかの大事な要素があります。
1は打たれても良いと言う覚悟。
2は最後の最後まで見極める度胸。(打たれる瞬間ぎりぎりまで)
3は反射神経の完全遮断。(一切反射神経を使わない)現実の見極め。
4は右肘の緩め。(竹刀操作は両手で50:50)
5は下腹部の力 丹田意識。
6は長呼気で意識して肩の力を抜く
7は肛門を軽く閉めておく。
5、6、7、は同時に行う事により、動揺、驚きを抑制する効果がある。
非常に冷静に相手の動きに対処できます。
例え、一流選手の打ちのスピードと言えども、起こりから打ちが当たるまで可也の時間が有ります。
其れを早く感じるのは、動きに対する反応で、心のどこかに、打たれたくないと言う心が働くから、尚更早く感じるのです。
本当に打たれて良いと言う覚悟が決まれば意外と見えるものが見えてきます。