Canada Youshinkan Kendo Dojo

効率

現代人はとかく忙しい、文明が進めば進むほど時間が無くなる。だが世界中の誰もが絶対に平等に与えられるのも時間。

一日24時間は、誰もが24時間なのだ。其の24時間のうちで、どれだけ剣道に割けるか、剣道専門職でもない限り、一般剣道愛好家はそう多くは割けけれないであろう。

そこで効率の良い稽古を心がけなければ成らない。

では如何すれば、効率よく稽古が出来て、尚且つ自分を上達させる事ができるか。
其れが非常に重要に成る。

手前味噌ではないが、熊の近くに居る人間で、週1回稽古できるか出来ないかと言う、忙しい男が居る。小さな会社を経営して、尚且つ新たなプロジェクトに取り組んで居るために、思うように道場に出てきて稽古が出来ない。

だが其の男は着実に腕を上げて、いまや、正直この熊が手も足も出ないくらいに打たれる事がある。正直、熊に対してそんな稽古ができるのは、日本でもそうざらには居ない。

其の彼は、道場での稽古は週一回だが、家では毎日素振りを欠かさない。それに最近、跳躍素振りを取り入れているだという。物凄く伸びのある面を打ってくる。

熊が得意としている、応じ胴が間に合わないのだから、相当なもの。引き出せたと思って返すが其れが間に合わない。

そして、其の彼は道場では、常にこんな事を心がけて居るのだとか、「強く、激しく、短く」だから彼の稽古はだらだらした稽古はしない。

物凄い迫力で、激しく稽古に挑み、ガンガン攻めて出てくる。総じてだらだら長く遣る剣道家にろくな稽古が出切る人を見た事が無い。

効率よく自分自身が伸びれる剣道=「一日10分の一人稽古」+「強く、激しく、短く」集中力全開でやる稽古に他ならない。