Canada Youshinkan Kendo Dojo

熊のつぶやき

「今凝っている物」

前回まで、5回に渡り、面打ちで心掛けている事を書いた、書けばまだ有るのだが、それは殆ど枝葉末節、大まかに見て5回で書いたような事を心して稽古をしている。 さて、最近の稽古、自分で言うのもなんだが、大変面白くなってきた。 …

「面打ちで心掛けている事5話」 

第五に心掛けている事は気、剣、体、別々の働きである。本当の気剣体の一致の為にそうせざるを得ないのだ。剣道バラバラ事件なのだ。笑 普通一般の剣道家は手と足が連動して働く。だが実は是がどれだけ剣道上達の邪魔をしているか、是が…

「面打ちで心掛けている事4話」

第四に心掛けているのは、技術面での話しになる。 簡単に言えば中心を割ると言う事、其の中で熊が考える中心とは、中心の一点だということではない、相手の中心線と考えた方が良い、相手の目鼻口喉~臍に掛けての線である。 熊が良く生…

「面打ちで心掛けている事3話」

面打ちで心掛けていること、第3話。 意志です、絶対に良い面を打つと言う事を稽古毎、相手毎、心に言い聞かせています。 先ず、最初の黙想の時に、自己暗示と言うか、メンタルトレーニングというか、自分が最近出した、最高と思われる…

「面打ち2話」 

自分の面打ちで1話は攻め切る事から捨て切る事について書いた。 完全に攻め切れたら完全に捨てきれるそれに繋がる要諦を書いたつもりだ。 第二に心がけている事は、腹で有る。腹つまり胆力、動じない心を作ることだが、此処で一番問題…

「熊が面打ちで心掛けている事」

「剣道は、面打ちに始まり、面打ちに終わる」とよく言われる。 それゆえか、ある程度の段位を持つと、面打ちにかなりの剣道家が意識を持ち取り組むようになるのでは無かろうか。 其の内の何%かの人は高段を目指して、究極の面打ちを求…

「無駄話」

たまには良いだろう、無駄話も。先日の稽古で面白い発見をした。 熊の道場では、地稽古に入る前に必ず最低でも45分間は基本打ち込みを遣る。 殆どが面。前回の稽古、今、養心館で一番良い面打ちが出きる三人、熊、白熊、黒熊で交代で…

「スランプ」

スランプ、良く聞かれる言葉だ、SLUMP=暴落、不振、人気が下がる、興味を失う。と言う意味合いであるが、何故スランプになるのだろうか。 昔、熊の師匠はスランプは日に何度でもある、と言われた、そして又、稽古毎に有る。 とも…

「柳生流極意」

新陰流兵法目録始終不捨巻に、心之持所三関と言うのがあり、 柳生八代、厳春道機斎の書に 「心の持所と云うは、腹、背中、西江水と三つなり、腹を押し押す心もち成れば、背中の中筋に力わたるなり、。その二つこりて固まらぬように、総…

「心聾悪智=しんろうあくち」

心聾 沢庵禅師の言葉である。原語のまま記せば、 心聾ということあり。心聾とは、心の耳つぶれと言う文字なり。鈍なるものは耳の遠い様なり、人の言う事をちゃくとは聞き得ず。 さらば、耳は遠きかと思えば、耳は遠からず。心が鈍きが…