剣道は対人競技です。ですから、自分一人で遣るわけではありませんから、相手を洞察する事が大事です。
洞察すると言っても相手の心まで読めません。そこで大事になるのは、相手と気を合わせること。つまり相気ですね。
相手と、相気になっていればこそ、相手が打って来る所の、起こりやハッとした所の居つき、、相気を外して、引き出したり出来るのです。
この相気こそが対人競技、剣道で一番大事にしなければならないところです。
良く自分勝手に、ガンガン打ちに来る人が居ますが。無理、無駄打ちが多くなり、良い戦法とはいえません。
相手と戦う訳ですから、相手が何をしたいのか、如何したいのかを見極めるためには、相手と心を合わせて戦わなければ、相手が見えてきません。
先ず相手と、戦うぞと言う心を合わせます。
そこで、気が合ったところで、あんた如何するのと尋ねます。
で相手が、私はこうしたいと出てくれば、有難う、そう来るならこう行きますよ。と応えればいいのです。
又、如何するのと、問い合わせても、、何もしませんと、応えたら、じゃあ、私はこう行きますよ。と出ればいいわけです。
先ず剣道で大事なのは相手と、一つになる事、相気になる事。そこが始まりです。
それで、相手が何かをすれば、其の起こりや、技を返すなり、其処を打てるように、絶えず準備が必要です。それが攻めの状態の持続ですね。
攻めて、相手を見る、しかし、相手を見すぎても駄目、対応が遅れますからね。
だから相手を見るのだけれども心が一つになれれば相手が如何したいかが分ってくる。
それを相手が写ると高段者の先生方は言うのです。