Canada Youshinkan Kendo Dojo

脱力は何処まで・・・・

最近、自分の稽古で、チャレンジしている事がある。其れは、脱力の最高値を探す稽古だ。何処まで脱力すれば一番最高の状態で稽古できるか、其れの探求だ。

今まで自分の稽古は応じ技も得意だし、成功率も高いのでそれなりに脱力が出来ていると考えていたが、京都から帰国以来、もっと上の境地があるに違いないと考えた。

何故?と言われると、困るのだが、自分への疑問ではなく、只何となく、自然体という事を考えていたら、自然体とはどんな状態なんだろうと考えた時、自分では、体に全く、無理、無駄な力を使わない状態が、自然体なのではないのだろうかと、思ったのが切欠だった。

つまり、必要最小限度の力以外全て無駄な力で、其の無駄な力が自分の体の動きを阻害するのでは、と思ったからだ。

不断、道を散歩で歩くが如く何の気負いも無く、剣道ができない物か、そうする事が本当の自然体での稽古ではないのかと思うに至ったからだ。

今、其れを追求していて面白い発見が色々出てきた。此れはまだ確証がないのでもう少し自分の物にしてから此処で書くことにしたい。

ある程度出来てきたと思う自分の剣道、だが、探し出すと、どれだけでも研究材料が出てくる。先人が言った、剣道修行に終わりは無い、一生修行だ。この意味が良く分かる。