現代剣道の打突部位は、面、小手、胴、突きの4箇所だけだ。
たった四箇所の部位を打つのにそう沢山の仕事は要らない。
昔、若い頃はいろいろ技の研究もしたし、実際色々な技も良く使った。
だが最近、年と共に、要領を得てきたのか、使う業が本当に単純に成ってきた。逆な言い方をすれば、複雑な業を使う必要が無くなって来た。
つまりそれだけ無駄が無くなって来たと言う証なのかもしれない。
だから若い修行者の方々も出来る限り業を簡略にしていく方法を考えていったほうが得策なきがする。
そうでなければ逆に進歩が遅くなるキライさえする。
技は単純で簡単なほうが良い。