事実、何でこの人が??と首を傾げたくなる方でも7段受有者は多く見受けられる。
そこで、熊流に考察すると、昇段審査で合格する方と合格しない方に大きな隔たりがある訳ではない。
ごくほんのわずかな差だけなのだが、其の中で、早く昇段する方と、遅れて何度も挑戦しなければ成らない方も居る。其の差は何か?
遅れる方々は
1、稽古が鈍ら、日ごろ真剣に稽古をしていない。
当然すべる。
2、自分の殻の中だけで理解しようとしている方。
(脳内不器用とでも言おうか)まあ、辛辣、簡単に言えば、頑固頑迷。だから理解度が遅くて悪い。稽古する割りに伸びていない方々だ。
3、が情報過多で、何が何だか自分の頭の仲で整理が付かない方。
いろいろの先生が色々教えてくれる、それを彼方此方つまみ食いしていて、消化不良を起こしている。中途半端になる。
最近、戻ってきた古本を読んでいて、感じること。2と3の方々が非常に多いのだと言うことを知らされた。
昔、熊が4段5段の頃、小川忠太郎先生と出会い、余りにも高度な話ゆえに、当時理解できないことが沢山あった。
自分の師匠が二人とも小川先生に師事し信奉して居られたからだが、それを、時間掛けてでも絶対に理解したいと思い続けた。
処が、当時の、野間道場に通う方々の中でも、小川先生が見えられた時、先生の話は、(禅の仕草をして)是だからな~分らんよ。
と言って、帰っていかれる方々が多かったと聞く。考えれば非常にもったいない話だが、それこそ聞く耳持たぬ方には、猫に小判だったであろう。
当然こんな方々は昇段審査に合格するのが早いわけが無い。
もし、ここを読んでおられる方で、昇段審査に何度も失敗している方が居るとすれば、自分がこの3つのどれに当てはまるか、考えて頂くと答えが見つかる。
それでも答えが見つからないと思われえる方は、間違いなく2です。笑