今日、東京に武者修行に出している、若者の親からメールがあった。
武者修行も残す所、後一週間、最後の追い込みを掛けて元気で稽古の参加していると連絡が有った。
そこは、全国の警察剣道の剣道の総帥、化け物集団の若者の中に混じり、基本基本で明け暮れているらしい。
其処の、教師をしている若手指導者から、所属団体名○○○の名前入りの稽古着が3着も彼に、寄贈されたらしい。日本人でも嫌がる、暑い時期の激しい稽古を喜々として喜んでやるお前は変わり者だと言われたらしい。その変わり者に対する御褒美が稽古着だった。
おまけに全国から選りすぐりの若い剣士たちが、物凄い競争率の中から選択されて、その部署での稽古を許される。その中にあって、彼の面打ちは、将来の剣道専門家集団の若者達の前で、お手本、サンプルとして模範打ち込みを遣らされた、と聞く。
今、日本剣道は、高校、大学とも試合中心の当てっこに成っている。指導者から、彼のように確り両手を上げて、打ち込めと激が飛んだのだとか。冴えが違う、音が違う、それを盗めと、日本の一流高校卒のエリートや、大学卒のエリートが言われたらしい。
親からは涙を流さんばかりの感激の感謝の気持ちが述べられていた。
日本の剣道の総帥の場で、わが子の面打ちが本物で、エリート集団の物が違うと指摘されたのだから、親としては、どんなに嬉しかった事であろうか。
熊がカナダで指導している基本。それを僅か3年間学んだ子供が、日本の剣道漬けに暮らしてきた、高、大卒の一流エリート達よりも出来ていた。それを聞けば 誰でも驚くに違いない。勿論マダ、マダの18歳では有るが、どれだけ無駄なコースを歩まないで育てる事が大事か、解るという物だ。
体も一回り、がっちりしてきたらしい、恐らく逞しく成っているに違いない、無事帰国して、元気溌剌とした、彼を見るのが待ち遠しい思いである。