Canada Youshinkan Kendo Dojo

休日の朝、目覚めたら一面の銀世界。目に見えないくらいの粉雪が音も無く降っている。霧氷状態で梢に取り付いた粉雪は、クリスマスの飾りのよう綺麗だ。

時々窓の下の小道を通る若い学生が、防寒着に身を包み、足元が滑らないように慎重に足跡を雪の上に残していく。

北陸で生まれ育った熊は、雪には慣れている。雪道の車の運転もそう苦には成らないが、
香港からの移住者が多いバンークーバーでは、時折雪道で立ち往生する車を良く見かける。

雪道で、絶対に遣ってはいけない事が在る。急発進、急ハンドル、急ブレ-キだ。
発進は、エンジンノックを起こすくらいにノコノコと発進すれば滑らないで、出ることができる。一度タイヤがスピーンをし出すと、路面が鏡の状態に成り、其処から抜け出すことが難しくなる。

急ハンドルも、タイヤをスピーンさせる原因になるし急ブレーキもそうだ。
様は、のろのろ運転さえしていけば雪道は安全に走れるわけだ。

坂道に差し掛かってものろのろ運転で途中車を止めない事だ。それを坂道だから殆どの人が車を噴かす。そうするとタイヤが滑り出し、上がれる坂道も上がれなくなるのだ。

リビングルームから、大通りに出る坂道が見える、雪が降ると必ず立ち往生する車が出てくる。一度滑り出すと、路上駐車している車に次々に当りながら、結局乗り捨て状態で、車を放置していく光景を目にする。

マア、雪道は必要が無い限り車の運転を見合わせたほうが利口だ。
しかし今朝の外は寒そうだ、窓際に在る暖房ヒーターが負けそうなくらいヒシヒシと寒さが伝わってくる。