姿勢を正し、丹田に気を満たし、敵を呑み、あらゆる技に乗り勝つと言う威力溢れる気位を以ってすること。
観の目強く、見の目弱く、呼吸を整え、長呼吸を以ってすること。
順序に従って動作をするに非ず、相手の気を見極めることに努力して行うこと。(機は気なりと言う。相手の気を見極めること)
心気力一致の一拍子の打ちを心がけること。
相手を打った後も、心は体を離れず、気は四方に配ると共に残心に心がけること。
互いに技終了するも、気を緩めることなく、心気を込めて元に復すること。
常に気を抜くことなく、絶えず丹田に心気を込めて、種々の動作は腰を中心にして為すこと。
剣道形は剣道の基本を示したもので、気迫、呼吸、目付け、間と間合い、気と太刀の攻め方、打突の機、掛け声、打ち方と太刀捌き並びに手の内、 体裁き、理合い、残心など剣道の諸要素を見事に表現し、無駄を省略したものである。
上記の諸点を良く弁えて修練する事としたい。
剣道、居合道 範士 羽賀忠利 記
これを、読んでいて、剣道もこのように出来たら最高だと思った。
熊は、これを形は勿論、剣道に於いても、遣る努力をしよう。と心に誓った。