今年は、冬が長かった。未だに山には雪がありSKIができる。此処二、三日暖かくなり、街の街路樹が一気に花を付け出した。ドカッと花が咲く。冬が長かった年ほど其の傾向は強い。
最近、稽古では自分なりに一山超えた感がある。剣道もここまで来ると、日々の稽古でも調子がいいとか悪いとか、余り無くなって、何時も平均的な稽古はできる。
つまり、其の平均点が高くなった所で、落ち着いている。其の上に、もう一つ、見切りに新境地が開けてきたようだ。
年と友に、欲が無くなったのだろうか、打たれても良いと言う観念が出来たのだからだろうか、結構際どい所まで見切れる自信みたいなものが出てきた。
其のギリギリの見切りから、機に臨じて、体が自然に出ている感覚がある。此れは作為ではなく、攻め合いの攻防の中で其の機会が自然に見えて来るから不思議だ。
実際、自分の道場内だけの少ない稽古相手だが、自分の息子たちが以前に増して、熊との稽古に苦労している様子が伺える。
この年になっても、進歩している、感覚がつかめるだけでも幸せな事だ。実に在り難い。
稽古仲間に感謝しつつ、牛歩の一歩を進める努力をしていきたい。
そして此処最近、何だかやりたい事が増えて困っている。時間が足りない。
勉強したい事が増えてきた。其れは剣道だけではない、人間的幅が広がるかどうかは定かではないが、物事に更なる興味が沸く事事態、まだまだ、将来があるということか。
そんな最近の状態だから、身も心も、春爛漫である。