Canada Youshinkan Kendo Dojo

養心館ホームパーティー

約一年ぶりに会員20名が熊宅に集まり、楽しいい一時を過ごした。

今回子供の父兄に、剣道から何を得るのか、本来の目的は何か、それをレクチャー出来たのが大きい。

殆どの父兄は、礼儀を身に着けさせるため、確りとした態度を身に着けさせるためと剣道を習わせたと言う方が殆どだった。

勿論、剣道学習には色々な側面が期待できる。そこで何故そんな側面が身に着けられるのか、話をした。父兄は至極納得されていたので、間違っても、試合の勝ち負けに一喜一憂されることは無いだろうと考えている。

子供たちにも話した。敵は相手ではなく、自分の心だと。大きい子は理解が出来たようだ。だから大きい子供たちに、其のことを小さな子供たちに伝える役目が君たちの仕事だ。

だから剣道は途中で止めてはいけないのだと言うこと、仕事や、お産で一時的に剣道から離れることが有ってでも、必ず続けるように話した。強くならなくても、試合に勝てなくても剣道から学ぶことの大きさを話して聞かせた。

続けることが、人間として自分を昇華させる一番の方法なのだと。剣道は打たれて感謝。打って反省。此の考え方は人生全てに通じる事を話した。親御さんも一緒に頷いていたね。

此れで益々、父兄も生徒も剣道が更に好きになってくれただろうと思う。

他道場では、5段受験者が、熊の道場に出稽古に来ている2段の子供から、剣道形を習っていたと言う。彼は審査の前一月だけ稽古をして5段受験をするらしい。去年もそうだったらしい。だから勿論落ちた。それが理解できていない。

何のための修行か、何のために剣道を学ぶのか?哀れとしか言いようが無い。こんな人間だけは間違っても育てたくない。