一人稽古は、大事です。
だけど、一人稽古の目的を如何捉えているか。 ただ漠然と遣っていては意味が無い。 先ず第一、其れは悪癖の矯正に当てる事。此れで良いのかどうか考えながら遣る。 第二に、数を掛ける事で、動作に習慣性をもたせる事=体(動作)に良い癖をつける。 第三、絶対に妥協しないこと。大体出来た、はできていないと同じ。探究心を失わない事。 第四、稽古で実際に使えるようにする事。でなければ意味が無い。自信が持てるようになるまで遣る事。 先ず第一での一番気をつけ無ければいけない事は、自分の悪癖を見抜けなければいけない。でなければ矯正には繋がらない。 今の自分の動作に自己満足している人は、伸びれません。 第二、健常者であれば、誰でも自然に歩け、箸でご飯も食べれます。 だだ、毎日欠かさず、二度三度と使う。其れの積み重ねで箸が自然と動くようになっている。足裁き、体裁き、竹刀操作も同じ事。 第三、も第二と殆ど同じですね。赤ちゃんの時はよく箸で食べれないけど、段々食べれるようになる。物も落とさなくなる。 剣道の技も打たれなくなるまで遣れば良い。現代剣道の打突部はたった四箇所だけの事。 4は当たり前のことでしょう。使えなければ意味が無い。どれだけ稽古したところで、実際に其れが使えなければ、稽古していないのと同じ。 最近、自分の過去を振り返り、反省しきりです。 試行錯誤とは言いますが、剣道はこれほど単純で簡素なものは無い。と50数年かけてヤット気がつきました。苦笑。 |
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一人稽古の勧め。
- 夏に学ぶ
- 今の境地