バンクーバーの秋は、雨が多い。この雨が降り出すと気温が急激に下がりだす。10月も中旬を過ぎると、毎日が雨と言ってでも過言ではなくなる。
バンクーバーの自然の中での紅葉は針葉樹が多いために、綺麗とはいえない、紅葉も葉が殆どが黄色く色ずくだけ。ただ街路樹に見事な深紅に紅葉する樹が有るが、名は知らない。
自然の山の中で紅葉するのではないので、雄大な紅葉とはかけ離れている。
所が広い国、東部、トロントからオタワ、モントリオール、ケベックに至ると、メープル街道と呼ばれそれは見事な紅葉を堪能できる。
カナダの国旗に代表される、楓の紅葉。此れはバンクーバーでは見れない。バイメープルと呼ばれる楓はあるのだが黄色く色つくだけで紅葉はしないのだ。
紅葉に関しては、やはり日本の紅葉が一番だと思う。以前遊びで訪ねた、盛岡から宮古に出る途中の山々の見事な紅葉、電車まで徐行運転してくれて、紅葉を楽しませてもらった。
あの光景は今も尚、瞼の奥にある。あの色とりどりの交錯した紅葉はここカナダではお目に掛かる事が出来ないのだ。
おまけに、10月は雨が多いので、街路樹の紅葉も地に落ちて、マンホールの口を塞ぎ、路肩に大きなみづたまりを作り上げてしまう。
バンクーバーにも四季が有るとは言う物の、やはり、日本と、どこかが違うのだ。 日本の風情はやはり日本人でしか理解できないのだと感じている、。