カナダの秋は早い、もう既に街路樹が紅葉を始めた。気温も下がり、朝夕は肌寒さを感じるくらいだ。今年の夏は売り上げも新記録を樹立して、最高に忙しい思いをした。
今、バンクーバーはオリンピック景気で、慢性の人で不足。急遽、移民枠を緩めて、就労ビザ入手も枠を広げて、レストランのウエートレスの様な単純作業ですら、ビザを簡単に手に入る方策を打ち出したが、焼け石に水。
まして熊の様な、弱小企業は、中々人手が揃わない。しかし、それはそれで、今居る従業員たちが頑張って仕事をこなせるまでに育ってくれた。其の点では感謝しなければならないだろう。もち熊自身も朝から晩まで現場に立っている。
仕事が終われば、体はそこそこ疲れるが、剣道のお陰で、ストレスも感じない。剣道は最高の気分転換になる。全てのことを忘れて剣道に没頭できるからだ。
剣道、打たれて感謝とは言うが、人間、心の何処ではやはり打たれては行けないと言う本能が働いているのか、相手とのバトルに真剣にならざるを得ない。あの手この手を考えて、何とか戦い抜こうと必死になる。それが全てを忘れさせる効用があるのだろう。
日本のように、暑い中で稽古をする必要も無い、だから集中力も1時間くらいの元立ちでは切れることが無い。だから稽古が楽しい。
若い連中に、刺激を受けて、年甲斐も無く張り切ってガンガン稽古ができる、自分の健康に感謝している。