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萩生徂徠八訓、江戸中期の儒者

人の指導に関して、1991年に羽賀範士から頂いた手紙の中にありました。

1 人の長所を初めより知らんと求むべからず。
   人を用いて初めて長所の現をるるものなり。

2 人は、その長所のみを取らば即ち可なり。
   短所を知るを要せず。

3 己が好みに合う者のみを用うる勿れ。

4 小過を咎むる要なし。ただ事を大切になさば可なり。

5 用うるは、その事を十分に委ぬべし。

6 上に在る者は、下のものと才知を争うべからず。

7 人材は必ず一癖在るものなり。

8 かくして、良く用うれば事に適し、時に応ずるほどの人物は必ずこれあり。

是は熊が、新たな商売を始めようと、計画をしていたときに羽賀範士から頂いたメッセージでした。
ですが、いま是を読み返した時に感じるのは、生徒を指導するという事、従業員を指導する上で真にこのように在らねば成らぬと肝に銘じて取り組んで居ります。