カナダの剣道の歴史も100年目の記念大会ともなったカナダ選手権、
今回のカナダ選手権で、久々に剣道形を遣って欲しいと依頼されて、熊と鎌田先生が形を打つ事になった。内容は、如何なる物であったかは、第三者のご意見を拝聴するしかないが、我々としては、気迫ある形に終始したと思っています。
選手達の試合は熊も第一コート審判主任では有るが、審判をも勤めながら、1日試合を拝見して、感じた事があります。
一つは、最近、三箇所除けをあからさまに遣る選手が減ってきた事。だからこそ、三箇所除けを遣る選手が非常に目立ったことでした。
悪貨が良貨を駆逐する、の例えの如く、みようみまねだけで三箇所除けをしていますが、左手を上げて防ぐ選手は、何故か左手が決まらないためか、打ちが決まらない事が多い。
その為に打ちが当たっていても、左肘が浮くために、中々決まらないと言う悪循環をもたらしていました。
其れと参加選手の若返り、此れも顕著に目立った点です。
女性選手の中で、サスカチワンの中年選手が、若者の中で、健闘されて特別表彰された事は、剣道の息の長さを示してくれた嬉しい事でした。
男子個人戦では、選手の若返りが目立つとは言え、ベテランと呼べそうな、30代後半の選手の独壇場。この壁をつきくづすのは中々難しいようです。
選手の若返りを感じる試合ではありましたが、この若手選手たちが、ベテラン選手達のような活躍が出来るようになるにはいま少し努力が必要でしょう。
今後の修練を期待したい物です。