剣道で同じ稽古をしていても人それぞれ、差が出てきてしまう。
勿論、運動能力的に器用、不器用の個人差はある物の、最終的には不器用な人が伸びることが多い。その観点で見れば、器用必ずしみ有利ではない。
確かに若いころの試合剣道では器用な人が有利だが、30~40代では、器用な人の影が薄くなる傾向がある。
少年指導をされている方ならよくお分かりいただけると思うが、器用な子供ほど長続きしない傾向がある。
熊は今までの剣道人生で、その剣道家が伸びるか伸びないかは理解力と、注意力の差で決まると考えている。
勿論、同じだけ体をかけるということを前提にだ。
自分の剣道を誰しもが矯正しなければならない。それが修行であり、上達だすると言う事だ。
ということは、理解することができれば早く直せる。
注意力があればどこが違うか気がつく。
普段の生活でも、理解力と、注意力は大事だしそれを生かすことができる。
剣道は単に叩き合いをする術を学ぶものではなく、その術の上達を狙うものでもない。
実生活に剣道を生かすために、理解力と注意力を磨く事を学ぶべきだと思う。