Canada Youshinkan Kendo Dojo

姿勢の崩れ

今、自分の稽古の中で、一番気をつけて稽古をしているのが姿勢。

年と共に幾分背中も丸みを帯びてきたようだ。これは決して良いことではない。だがそれより何より、自分が打突するときの崩れ、受けに回ったときの崩れ、これが物凄く気になるのだ。

稽古中そんなに崩れているわけではないのだが、相手が面に来たときに 、あわせて打つ出小手この時にややもすると体が左に捻る事がある。

それと、相手に完全に面に攻められた時、幾分顔を傾げてしまう事、この二つ位だが、やはり崩れないほうが良いに決まっている。

此方が相手を引き出して、面に来るところを応じ胴で返すのは先ず崩れることが無い。面を打つときも、よほど相手の打ちを交わしながら、打つときも左程崩れることが無くなって来た。

だが出小手に応ずるとき体が崩れるのは、機会が遅れているからに他ならない。自分から相手を上手く引き出して小手を打つ場合は崩れが無いからだ。

それと、やはり、相手に攻める機会を与えてしまって受けに回った状態での面の攻撃には、顔が傾くのは、やはりこれも一種の出遅がなせる業なのだと気づいている。

姿勢が崩れる=心が崩れる=心の準備が出来ていない=出遅れると言うことに成るのだと思う。

高々、1時間の地稽古、何とか僅かでも崩れることが無いように心がけてはいるが、中々に難しい。まだまだ未熟である。