Canada Youshinkan Kendo Dojo

理解と自覚の差について。

羽賀忠利範士の手紙の中で、要約すると、
頭では、解っていても、体で表現できない、これが理解と自覚の差だというウ事なのだそうです。

「理解」とは理論理屈を聞かされて、三段論法的に論理思索を秩序正しく導かれて頭で理解すると言うすること。
これを理解と言うのであって、これは、「人為的承認」と言う事に成ります。

「自覚」とは、理屈を考える必要も無く、理由を説明される必要も無いく、自然に「そうか」と心から納得できるすることを言うので、これは「自然承認」と言う事になります。

山岡鉄舟先生がよく使用した言葉に、「冷暖自知」と言う言葉がありますが、理屈無しに、水に触れれば冷たいし、お湯に触れれば熱いと言う事が直ちに了解できる。このことを「自覚」と言うのです。

本を読み、頭で理解した事を理解と言い、体験を通し体で了解する事を自覚と言います。

私達が、学ぶ剣道も居合道も、この自覚が大事な訳です。
良師に学び、正しく修行して、自覚したい物です。

この分は、武講同窓会の講習会の席で皆様に配られた書類から要約した者です。