Canada Youshinkan Kendo Dojo

試合に臨む八ヶ条

幕末の剣豪 森要蔵の教えに曰く 試合に臨むに、八ヶ条の法あり、 1 敵の粧を見ること 2 敵の位を見ること 3 敵の癖を見ること 4 敵の起こり頭を心で押さえること 5 敵より遠く、我より近くを考えること 6 敵を釣り出…

「心聾悪智=しんろうあくち」

心聾 沢庵禅師の言葉である。原語のまま記せば、 心聾ということあり。心聾とは、心の耳つぶれと言う文字なり。鈍なるものは耳の遠い様なり、人の言う事をちゃくとは聞き得ず。 さらば、耳は遠きかと思えば、耳は遠からず。心が鈍きが…

「足」

足と手、剣道で、足に意識がいくようになれば一人前だと思う。 何故か、剣道の攻防は普通視覚神経で脳に伝達された、脳信号が、反射的に命令系統に指示して、その動作の対処をする事になる。ということは命令伝達が行われるのは、脳に近…

人間の 風格

昔、宮本武蔵が、尾張の槍術師範の家を訪れた時、 丁度玄関に居合わせた、槍術師範が、「これは見事なり」と言って、しばし、 其処に立つ宮元武蔵を眺めていた。 そんな逸話が残っています。これは、尾張柳生家に伝わる話なので本当の…

「基本打ち」

基本打ち、剣道人なら誰もが一度は習う事になる。だが、この基本打ちなうもの、非常に奥が深い、意外とそれに気づいている人が少ないのに驚く事がある。 昔、熊の弟分で富山で少年指導をしている、現在教士七段が、熊に言った事がある。…

「稽古態度」 

打たれて首を傾げる人、打たれる瞬間に首をかたげる人。どちらも頂けない。 打たれて首を傾げる人は「可笑しい、自分が打たれるはずが無い」と考えているからか、不満そうに首を傾げる人が多い。お相手に対して失礼だと思う。 打たれた…

「剣道に対する姿勢と心構え」

熊流審査員の目 剣道を修行している人々で、何%くらいの人々が姿勢について、気を付けて稽古をしているだろうか、恐らく四段以上の受験を心掛けている人々ならそれなりに意識をしているに違いない。 構える姿勢、立ち姿、打突時の態勢…

三攻一致

笹森順造先生の教え。「切っ先、身体、気合」 相手を攻めるのに三つの攻め道具が有る。 この三攻一致を習う事が大切である。 やたらに切っ先を振り回したり、足を踏み鳴らしたり、 掛け声でわざとらしく脅かすのは皆下手な色となる。…

記念日

今日は有る意味での記念日です。 今日の稽古で、初めて、アキラに完璧な面を頂いたからです。 通常、彼は面を打つ前に色というか、何か相手に揺さぶりを掛けるようなしぐさをしてきます。 勿論今日の稽古でも大半がその面うちでした。…

「突然の理解」 

剣道を真剣に考えながら、稽古を続けていると、有る時、「フッ」とこれかな? と感ずる事がある。昔、大阪府警の稽古の出て、足捌きの稽古に時間を割いていたことが思い出される。 そのやり方と言うのは、面を打った後、後ろに通る抜け…