Canada Youshinkan Kendo Dojo

京都大会の組み合わせ

いよいよ発表になった。本年度京都大会の組み合わせ。
今年は、鹿児島の先生だ。面識も無ければ、お名前も存じ上げない方なので、今からワクワクしている。

試合に余り肯定的でない熊自身が何故試合に、不審に思われる方が多いことと思う。
熊は、試合に出るのではなくて、立会いに出る積りでいる。
では、立会いと試合は如何違うのか。立会いは勝ち負けは関係ない。試合は勝ち負けがある。

通常、範士の先生方から、立会いと言う形を取る。観戦者は拝見と言う事になる。
熊の場合まだ教士なので事実上は審判が立ち、勝敗を決めて頂けるのであるが、熊自身、勝ち負けなど如何でも良い。
勝ち負けよりも大事な事がある。それは、京都大会は、全国から、高段の剣道家だけが集まりその気力、技、を通じ、一年の研鑽を発表する場所だと考えるからだ。

そのいわば、剣道の見識のある方々だけが集まるその場で、自分がどれだけの自分の力が発揮できるか、その点にだけ心を置いているからである。
内容が悪ければ、当然、大先生方から、貴重なアドバイスが頂ける。又、内容が例えよかったとしても、其処にはそれなりの学ぶべき点が出てくるからだ。
それが一番尊い。だから、事情が許す限り、毎年カナダから出かけていく。

それと試合に出ると言う事よりも、年に一度自分の武者修行なのだと言うこと、熊自身が上の先生方から直接ご指導を得られる貴重な時間を頂けるからである。
毎年、必ず数人の大範士にお稽古を頂く。そして、貴重なご指導を得る。これがなんとも有り難いのだ。それともう一つ、自分の、カナダでの修行が効をそうしているのか、居ないのか、確認も取れる。
先ず一年間、ナマクラをしていては通じる世界ではない。日本中の剣豪と言う剣豪が、集まる世界。お相手いただく先生方に事欠かない。

そんな訳で、一年に一度、自分の剣道の将来の方向性と、修行過程の確認、それらが目的で参加させて頂くことにしている。
だから、試合に出る出ないは関係なく、自分の剣道と心を、試す場、として、毎年お世話になっている。
それが熊の、毎年京都大会に参加させていただく目的だ。参加できる事に、感謝。感謝である。