Canada Youshinkan Kendo Dojo

国民の意気を沈下させるな。

東北関東で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復興に向けて、お心を強く堅持して頂きたいと念じています。
物事には、必ず賛否両論が渦巻く。

今回の被災者を思う日本人の憐憫の心が自粛を併発した。
確かに、日本人特有の惻隠の心。是は日本人特有の美徳でもある。

だが、人間の心の中は、皆いつもハッピーで居たい、恐らく100人中99人は沿う思うに違いない。

熊の過去の数少ない??試合経験から見てみると、団体戦で勝てるときの試合は、選手が一丸となり一種のお祭りムードに成った時だ。

お祭りムードと言うのはそれに参加している人が、同じ波に乗り同調して連鎖反応で弥が上にも盛り上がる。

詰まり、勢いが出てくる。

自粛ムードは逆にその勢いを止めてしまう。

憐憫の情、惻隠の情は、日本人の美徳ではあるが、行き過ぎはそれに参加する人間の意志を逆に沈下させてしまう。

熊の被災者の友人が、自粛は逆に迷惑だとさえ言い放った。まるで自分たちが何か悪い事をして居るようにさえ感じると。迷惑千万。

熊が信奉する中村天風氏の教えによると、同情はしても良いが、自分がその同情の心に引き込まれては成らないと教えている。

例え大災害が起きようと、困った、困っただけでは何時まで経っても埒が明かない。

其れより、起きてしまったことは、起きた事実だから、其れを肯定して、いち早く次の段階をどうすべきか考えて、行動すべきだと教えておられる。

と言うことは、自粛ムード、憐憫の心、惻隠の心は人間として非常に大切では有るが、それに引き回されていては、何時までたっても復興は出来ない。

元気を出す、元気付ける。お祭り大いに結構ではないか。逆にこんな時だからこそ多いに盛り上げ無ければ成らない。

被害を受けていない方々まで、被害を受けた方々と一緒に沈下する必要が何処に有るのか。

被害を受けていない方々こそ元気で、バリバリ働いて、景気付けの原動力に成らなければ、被災者の方々も何時までも浮かばれないことに成る。

被災を免れた方々こそ、頑張って、被災された方々を盛り上げて波に乗せて、日本国団体戦を勝ち抜くべきではなかろうか。

是は冷たいのでも何でもない。真に残念な言い方だが亡くなられた方は絶対に戻ってこないのだ。

日本には昔から、お盆がある。亡くなった方々を思い、先祖を祀り先祖に感謝の思いをはせて、そして、盆踊りでみんなの意志、意気を高めて、次なる秋の収穫に向けて英気を養ってきた。

今、自粛をすることは、日本の無形の文化である風情をも破壊せしめる危険性がある。

憐憫の心、惻隠の情は大事にしなければならないが、それに振り回されて逆効果を生まないことのほうが今の日本には大事だと思う。

華美にさえなり過ぎなければ、通常通り、やるべき事はやった方が良い。それが生活のリズムだからだ、民心が安定する。

今や、日本が元気を無くすると、世界中が元気をなくす、それだけ世界における経済的影響が大きくなってしまった事を確り自覚すべきだ。

日本国が団体戦で勝てる、雰囲気作りが急務である。其れでこそ、復旧が早まり、人心も安定するのだとおもう。

過去に何時までも足を引かれて、流されてはいけないと思う。頑張れ日本。!!