Canada Youshinkan Kendo Dojo

1+1=2??1+1=1??

剣道は、出来るだけ簡単にシンプルに行ってください。皆さんは自分で剣道を物凄く複雑にしておられます。ということは非常に無駄が多い。

其れはどお言うことかといえば、機会でない処を打つから決まらないし、無駄打ちになる。詰まり複雑にしているのです。

大体剣道は、自分から打つか。相手が打ちに出てきたところを打つか。
二つに一つなんです。

先ず、一番目の自分から打つは、相手を攻めて崩して、居つかせて打つ。飛び込み面。払い面。払いごて、飛び込み胴。等ですね。

二番目は、相手が打とうとするところを、出小手、出鼻面、小手抜き面、
面抜き胴、面応じ胴、小手返し面、小手刷り上げ面。等など打てます。

形の上ではこの二つの形しかないのです。

でももう少し、其処に工夫が加われば、これらも全て一つになる。

それが攻めと言う行為なのです。

攻めて、相手をハッと驚かせる事ができれば、自分から簡単に打てます。

又、攻めて、相手が疑心暗鬼になれば、無理に仕掛けて打って出てくる、其処を仕留めればいいのです。

ですから、剣道は全て、攻めるという行為が最優先されなければいけません。

その攻めるという行為が出来ていないから、その二つの形を物にする事ができないのです。

ジャ、どうしたら、その攻めるという行為が出来るのか?

ここが大きな問題ですね。でも難しくありません。

攻める行為は、先ず、必ず相手より先に、打てる準備をしておく事。

二番目に集中力を切らさない事、それで、彼方どうしますか?と用心しながら間合いを詰めていく。

間合いが詰まれば、相手は危険を感じますから、何かしてきます。

そこでもう一つ大事なのが、見切りです。

まあ相手と自分の距離を五等分したとして。相手の方は、2のところで危険を感じ飛び出してくる。

彼方は、3~4の所まで冷静に相手の動作を確認して、業を行使すればいいのです。

相手より、先に攻めないで打つ動作を起こす、これが一番行けない行為なんです。

解りますか?