Canada Youshinkan Kendo Dojo

剣先で中心を取る??

自分の生徒と稽古をしていて、生徒が竹刀を押えて来る事が有る。
又、その瞬間に打って出て来る者も居る。

で、剣先を何故押さえるかか聞いてみたら、剣先で中心を取るためだと言う。

処が、その押さえた剣先が中心処か右手で押える為に剣先の方向が熊の右肘の外側方向向いてしまう事が往々にしてある。
そこで、中心とはどこか考えた事が有るか?と聞いた。

一応答えとしては脳天から、鼻筋、喉元、水月から臍にかけてのラインだと言う。

大正解。

では、お互い構えた時の中心線は何処か?と尋ねたら、????な顔をした。笑

お互い自然半身の構えで、お互いの剣先方向がお相手の左目に向かうとすれば、中心線は何処か?
これは、まぎれもなく、お互いの竹刀と竹刀が触れ合う処が中心線な訳で、それ以外の何物でもない。

で、竹刀の剣先=先革の幅は2.7cm〜3.0cm程度である。

とすれば、中心を取るとは自分の竹刀の剣先幅を1.4〜1.5cmだけ中心にずらせば良いと言う事だ。つまり、今竹刀と竹刀が接触している場所に、自分の竹刀の弦が来れば良いだけなのだ。

たった、1.4から1.5cmの竹刀を動かす動作に何で右腕の力が必要か??考えて見なさいと諭しておいた。