日曜日, 5月 31st, 2009
昔は、掛かり稽古で、体がくたくたになるまで遣らせて、息も絶え絶えで打った打ちが力の抜けた、良い打ち方(脱力)を習得させる遣り方だった。
今も尚其の遣り方を信奉している方々が居る。確かに効果は有ることは事実だが、リバケンや、遅剣の方々には非常に辛いものがある。
若い子供の頃と違い、其処までは体をかけれない、仕事もあれば家族もある、体を壊したら大変だ。
昔は理屈ぬきで、ただ遣らせると言う方法が多かった。指導者も余り説明しなかったし、盗んで取れというのが常識。
「男は黙ってやる」口数の少ないのが武士だ。と言う思想が有ったからだと思うが現代ではコミニュケイションが不足で使い物にならないだろう。
だから、熊は考えた、時間に制約があり、体も掛けるが無理は出来ない。だが、上達はしたい。(当たり前か?笑)
そこで、熊流に開発したのが部品の組み合わせだ。これは今迄発表していない遣り方だ。
この遣り方、先ず、部品を作り上げる事から始めなければ成らない。
部品=弱点=上手く出来ない所。と解釈頂きたい。
上手く出来ない所=重点的にそれだけ練習すれば良い。
例えば、手の内、梃子の作用、応用だ。30CMのプラスチック物差しで、右手の押し手、左手の引き手の動作を出来るだけ早く振る。
それで力を抜いた振り方遣り方が解る。力が入っていれば早く振れない。
其れを日に3~5分遣る。仕事中の気分転換にもなる。
其れを繰り返せば2~3週間くらいで身につくはずだ。
左足が撞木になる人、通常の歩行を、左膝を右ひざ内側に向けるつもりで歩けば良い。日に全く歩行しない人は居ないだろう。意識の問題だけだ。
そのように一つ一つの部品を癖になるまで遣れば良いだけのことだ。
マダマダ部品のパーツが沢山有り夫々に遣り方は有るが、其処は自己研究、解らなければ聞けば良い。
自分が何とか此処まで来れたのは、部品の修正、其れを組み立ててきたからだと思っている。其れが理合いに則っているかの研究に繋がった。
竹刀の持ち方、振り方、構え方、足の踏まえ方、体重のかけ方、腰の移動、全てにおいて、夫々の練習を部品として其処だけを重点的に直す。
時間は掛かる様に感じるが、意識的に部品を修正していけば総合的には非常に早く組み立てる事が出来る。今はそう確信している。
一番行けないのはあれもこれも同時進行で遣ろうとすると、欲張りすぎて、全てが中途半端になりかねない。どれがどの部品だか解らなくなる。
だから一つ一つの部品を焦る事無く完全に近い状態に修正してから初めて組み立てに回す事だ。
この方法なら何処ででも誰でも、一人で稽古できるし、修正できるはずだ。
5月 31 2009 | 剣道考察日記 | No Comments »
金曜日, 5月 29th, 2009
最近、自分の稽古で、チャレンジしている事がある。其れは、脱力の最高値を探す稽古だ。何処まで脱力すれば一番最高の状態で稽古できるか、其れの探求だ。
今まで自分の稽古は応じ技も得意だし、成功率も高いのでそれなりに脱力が出来ていると考えていたが、京都から帰国以来、もっと上の境地があるに違いないと考えた。
何故?と言われると、困るのだが、自分への疑問ではなく、只何となく、自然体という事を考えていたら、自然体とはどんな状態なんだろうと考えた時、自分では、体に全く、無理、無駄な力を使わない状態が、自然体なのではないのだろうかと、思ったのが切欠だった。
つまり、必要最小限度の力以外全て無駄な力で、其の無駄な力が自分の体の動きを阻害するのでは、と思ったからだ。
不断、道を散歩で歩くが如く何の気負いも無く、剣道ができない物か、そうする事が本当の自然体での稽古ではないのかと思うに至ったからだ。
今、其れを追求していて面白い発見が色々出てきた。此れはまだ確証がないのでもう少し自分の物にしてから此処で書くことにしたい。
ある程度出来てきたと思う自分の剣道、だが、探し出すと、どれだけでも研究材料が出てくる。先人が言った、剣道修行に終わりは無い、一生修行だ。この意味が良く分かる。
5月 29 2009 | 熊のつぶやき | No Comments »
日曜日, 5月 24th, 2009
剣道で、良く自然体と言う事が言われる。
では、自然体とはどんな状態なのか、自然体は無駄な力が抜けている事だと思うに至った。
竹刀の握り、構え方、足の踏まえ方、竹刀の振り方、体の移動、踏み込み、全てに無駄な力を使わない。
剣道で、一番難しいのが脱力だ。会得するまで、物凄い時間が掛かる。其の脱力が完全に出来てこそ本当の自然体と言えるのではなかろうか。
今はそう考えている。
だから、剣道は、不必要な力を全て取り去り、最小限度の力で出来るように成るのが、最高の状態なのだと考え、其れが自然体の追求に繋がるのだと確信しています。
5月 24 2009 | 剣道考察日記 | No Comments »
金曜日, 5月 22nd, 2009
今年の日本で熊の剣友二人が、7段一発合格を決めてくれました。一人は大分県の方で京都の審査、もう一人は東京の方で名古屋の審査でした。
東京の方は二年前野間道場の朝稽古でお稽古を頂き、その折、今後の目指す留意点をご教示して、彼は其れを着々と物にしてきました。
昨年は彼本来の素晴らしい面打ちをさらに高めるための留意点をご教示して、其れも彼はちゃんと身に着けてくれました。日頃から非常に努力をされる方で、彼の合格は当然と言えば当然だと熊は思っています。
又もう一人、大分の方は、会った事も無く、当然お稽古も頂いたことが無い方でしたが、二年前から、インターネットを通じて、あれこれ、ご指導申し上げました。彼も、色々研究しながらそれらを身に着けていかれた様で、彼の7段1発合格は其の賜物であろうと信じております。
二人に、共通して言える事は、目標を定めて一歩一歩其の課題を身に着けていく努力をされている事です。大分の方は、審査日まで、カウントダウンを自分に言い聞かせて、其れにあわせて、着々と準備をされてきていました。
今年、其のお二方とお稽古頂く機会がありました。その折次なる課題を提示させていただき、更なるご精進をお願いしておきました。
又、其の他の剣友達にも、これから身に着けて欲しい事を示唆させていただきましたが、必ずや将来の昇段に役立ててくれる物と信じております。
剣道の稽古は、前にも書きましたが、豚の貯金箱に小銭を溜めていくが如く少し筒しか上達はしません。勿論、稽古を続けていく中で、ある瞬間、パッとひらめく事があり、急激に伸びを見せる方が居ますが、其の方とて日頃の努力があればこそ、ひらめきに出会えるわけです。
今後、近い将来昇段を目指す方々は是非、自分の今、矯正しなければならない点を確り把握をして、確りとした計画の下に、ご精進いただきたいと思います。
只、漠然とお稽古しているだけでは、得られる物も上手く得る事が出来ません。審査に臨む場合は、「此れだけ遣ったのだから、滑るはずが無い」と思えるくらい自信に満ちた態度で臨んで頂きたいと感じる次第でございます。
そのためにもこのサイトが皆様の僅かでもお役に立てていただけるのであれば幸甚でございます。「剣道は一日にしてならず」理合いの則った、正しい努力の積み重ねでこそ、大きな効果が得られると信じています。
皆様のご精進を心からお祈りいたします。
5月 22 2009 | 剣道考察日記 | No Comments »
金曜日, 5月 15th, 2009
世の中にインターネットが普及したお陰で、見ず知らずの人々との剣道交流が始まった。一つは、岩手県の原田源治範士の生徒さん、Dr西村のグループだ。
Dr西村には二年をかけて、歯を抜いていただいたお陰で、慢性的に痛みが出ていた肩が楽になり、竹刀操作の脱力が完璧に近い状態に進化させる事が出来た。
現代医学では解明不可能な事だが、事実自分にとり物凄い効果が見られた事は紛れも無い真実だ。心より感謝している。
この方々とは通常の朝稽古の後、下の小道場で1時間近くお手合わせを頂いている。皆さん姿勢、太刀筋も良く、熱心な方々だ。楽しいお稽古が頂ける。
其れと、交剣知愛@MIXの熊フレンドの皆さんとの稽古会、此れも楽しい稽古会だ。この方々には、特別の思い入れがあり、熊が出来うる限りの上達のお手伝いをさせて頂いている。
このグループは京都と、東京に分かれてお稽古を頂いているのだが、東京では中野区の剣道連盟のご好意で、中野区の体育館道場で合同稽古の形でお世話に成っている。此れで二年間続いている。京都は三年目に入った。
そして、熊フレンドの皆さんには其の年の課題と称して、矯正点を指摘して、一年がかりで取り組んでいただいている。其れを克服されて進歩されたお姿で、お稽古いただけたときは此方も非常に嬉しい物だ。
今回、野間の朝稽古にも参加させていただいたが、何と、3人の熊フレンドが参加して、一人は3度、二人は2度掛かってこられた。この熱心さには頭が下がる。
その日は、折り良く?参加者が少なかったとの事で、彼らは大変得をしたとご満悦であった。そういえば、昔、熊も榊原正範士に日に三度掛かり、「もういいと」笑って言われた経験が在るが、二度三度、掛かられると其れは其れで嬉しい物なのだ。
必死に、何かを掴みたい、其の思いが痛切に感じられたので、熊の秘伝をこっそり伝授させて頂いた。ご本人はご自分の面打ちが明らかに変わったのに驚いておられたが、理合いを正しく学び、其れを実践すると何方でも簡単に上達できると言う事に他ならない。
秘伝等と言っても特別の事ではないと思うのであるが、熊自身此れを掴むまではそれなりの苦労はしてきた。其のお陰で、面打ちが非常に楽になった。熊と直接お稽古頂いた方なら、其の面打ちがどのような物かお分かり頂けていると思う。
そろそろこの面も自分なりの完成に近づいてきたと感じている。それで、更なる上を目指して、何かを掴む努力が始まった。其れが今年の日本武者修行で感じた事であった。
5月 15 2009 | 熊のつぶやき | No Comments »
月曜日, 5月 11th, 2009
豚インフルエンザで、入国に手間取るハプニングで始まった今回の日本武者修行。
武講同窓会の居合道講習会に、会長である羽賀範士がDRストップで出て御出でになられなかった。
講習会では途中、稽古で親指を突き指するハプニングに見舞われたが、何とか無事終える事が出来、周りの方々の協力に心より感謝した。
無事、剣道と、形の講師の脇役を勤め、3日の朝稽古を終えて、急遽、藤枝に親父の見舞いに出かけた。
健康状態は至ってお元気なのだが、何しろ大歳なので、医者が万一を考えて、外への歩行を禁じているらしい。久しぶりにお顔を拝して、短い時間ではあったが歓談できた。
京都大会での朝稽古は、段々大範士の方々のお稽古参加が少なくなり一抹の寂しさを禁じえない。
今回の、七段昇段審査で応援していた九州の方が無事一発で通り、嬉しい報告を受けた。
京都の朝稽古では、その方々が剣道に取り組む姿勢が顕著に現れ、嬉しい稽古もあればそうでない物も在る。今回の朝稽古で一際熊の心を打った島根のMと言う若い方が居た。
けれんみの無い、癖の無い面は今回初めて京都で頂いた心を打たれた唯一の面であった。打たれて心から感動を得た。この方は伸びるに違いない。
やはり、同じ稽古でも、姿勢を崩し、竹刀で除けながら打ち込んでくる方々だ。頂けない。同じ剣道でも、完全に異質の物として、熊は捉えている。
わざわざ京都にまで出かけてきて、人間性の見苦しさを披露する愚は避けたいと強く心に思った。幸い、熊の周りに集まる剣道家の方々はそんな人が居ないのが在りがたい。素晴らしい剣風の方々ばかりだ、だからこちらも本気で修行のお手伝いをさせて頂いている。
今年も、色々考えさせられる事の多い京都大会&武者修行であった。
5月 11 2009 | 新着情報 | No Comments »