Archive for 4月, 2008

理解と自覚の差について。

火曜日, 4月 22nd, 2008

羽賀忠利範士の手紙の中で、要約すると、
頭では、解っていても、体で表現できない、これが理解と自覚の差だというウ事なのだそうです。

「理解」とは理論理屈を聞かされて、三段論法的に論理思索を秩序正しく導かれて頭で理解すると言うすること。
これを理解と言うのであって、これは、「人為的承認」と言う事に成ります。

「自覚」とは、理屈を考える必要も無く、理由を説明される必要も無いく、自然に「そうか」と心から納得できるすることを言うので、これは「自然承認」と言う事になります。

山岡鉄舟先生がよく使用した言葉に、「冷暖自知」と言う言葉がありますが、理屈無しに、水に触れれば冷たいし、お湯に触れれば熱いと言う事が直ちに了解できる。このことを「自覚」と言うのです。

本を読み、頭で理解した事を理解と言い、体験を通し体で了解する事を自覚と言います。

私達が、学ぶ剣道も居合道も、この自覚が大事な訳です。
良師に学び、正しく修行して、自覚したい物です。

この分は、武講同窓会の講習会の席で皆様に配られた書類から要約した者です。

4月 22 2008 | 剣道考察日記 | No Comments »

「居合道範士」

金曜日, 4月 11th, 2008

4月3日から一週間、羽賀忠利門下、同門の居合道範士が熊の所に遊びに来てくれた。

春先のバンクーバーの天候、今年は何故か定まらない、雨の日、雪の日が続いた。
そこで、遊びと言っても、観光もできない状態。

仕方なく、方向を変えて、居合道指導が目的にしていただいた。
一週間、徹底的にマンツーマンでご指導頂いた。

ご指導頂いたのは「全日本剣道連盟居合」通常、人々はこれを、「制定居合」と呼ぶ。

彼は、全剣連の審査員でもあるので、審査のポイント、絶対に守らなければ成らない基本。非常にわかりやすくご指導頂いた。

熊が、俗に言う制定居合に出会ったのは昭和46年、当時、制定居合いを全国に普及運動真っ只中でのことであった。講習会を受けに、わざわざ、富山から岐阜市迄泊りがけで出かけたことを思い出す。

それから色々変革があった。当初、7本だけの形が、三本追加され、また二本追加されて今日に至る。

この制定居合いを作り上げた背景には、昇段審査や試合で各流派まちまちに抜いていたのでは審査、審判がし辛い。

また、剣道をやる人間が最低でも知っておいて貰いたい、刀の扱い方の認識。これらが背景にあったと聞く。だから制定居合は剣道家の為に作られたと言っても過言ではない。

勿論、其れだけではないのであろうが、最近は、制定居合は、居合道人が学ばなければ成らない、一つの新たな流派とさえ、言われている。

制定居合をないがしろにして、現在、全日本剣道連盟から段位を得ることは難しい。
古流居合だけでは、段位は受けられないのである。

それだけ制定居合は、重きを置かれる存在になった。そして、事細かに、動作や作法がが決められている。それを間違えて演舞したらまず審査は合格できないのだそうだ。

剣道家が学ばなければ成らない最低限の居合、今や、一つの新たな流派として、一人歩きをしている。

4月 11 2008 | 熊のつぶやき | No Comments »